はじめに
本業の仕事をしながら副業としてアパートなどの経営を行えば、それなりの資産を作ることが期待できるとあって人気を集めているのが不動産投資。
興味のある方も多いのではないでしょうか?
しかし、このような投資を始めるとなると気になるのが税金の計算。
手続きが複雑そうで、興味はあるものの尻込みしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、そんな不動産投資における税金の計算について考えてみたいと思います。
不動産投資における税金の計算
サラリーマンや公務員といったお勤めをされている方の場合、税金や社会保険料などは毎月の給料から引かれるのがふつうです。
ですので、年末調整などの手続きはするにしても、確定申告まではする必要がないというのが一般的なケースでしょう。
しかし、不動産投資を始めるとそうはいきません。
自分で申告用の書類を作って税金を納めるための計算をしなければならないわけです。
ただ、この作業は非常に面倒です。
簿記の知識がある方ならまだいいですが、自分で帳簿を作ってということになると大変煩わしい手間が増えることになってしまいます。
メリットの多い青色申告を利用するとなると、複雑な複式簿記による記帳が必要となりますのでなおさらです。
もちろん、税理士などの専門家に頼めば楽ではあるのですが、それなりの費用がかかります。
副業として不動産投資を行っているケースでは、割に合わない場合が多いでしょう。
となると、何か手軽にできるいい方法はないのでしょうか?
あります。
それは会計ソフトを使うこと。
画面の指示に従って必要事項を入力していくだけで申告用の書類を作ってくれますから、非常に楽です。
それに、中には税金の額まで計算してくれるものもありますし、銀行やクレジットカードの口座と同期できる商品もあります。
費用の面でも年間で数万円程度、月換算だと数千円程度で済みますので、専門家に頼むよりははるかにお手軽です。
そして、もちろんその導入費用は経費として計上することができます。
ソフトの選び方
会計ソフトを導入すれば、画面の指示通りに入力していくだけで書類が完成し、後はそれを税務署へ提出するだけ。
とても楽ちんですね。
では、どのようなソフトを選べばよいのでしょうか?
特に気になるのが、クラウドタイプのものを選ぶかパソコンにインストールして使うタイプのものを選ぶかというところですね。
それに関しては圧倒的にクラウドタイプがおすすめ。
銀行やクレジットカードの口座との同期ができますし、毎年のように変更される税制への対応も自動で行ってくれます。
さらに入力した内容のバックアップも自動でソフトがやってくれますので、法律で定められている帳簿の保管も簡単です。
ただ、複雑な会計処理などはインストール式のほうが優れています。
副業として行う範囲であればそこまで複雑な処理をすることはあまりないでしょうから、クラウドタイプで十分間に合うと言えるでしょう。
なお、クラウドタイプの会計ソフトと言ってもさまざまな商品が発売されています。
ほとんどの商品では無料体験ができるようになっているはずですので、実際に自分で触ってみて相性のよさそうなものを選ぶとよいでしょう。