投資収益に関わる利回りとは?
利回りとは投資した金額に対する収益割合を1年当たりの平均に直した数字をいいます。
例えば
100万円投資し5年間運用した結果、50万円の分配金を得たうえで150万円で売却した場合、
元本が100万円で結果200万円手にしています。
純利益が5年間で100万円という事は、1年あたり20万円の収益を生んでいることになります。
よって年利回りは20%となります。
これが利回りです。これに似た利率というものもあります。
利率とは1年あたりの元本に対する利息の事を言います。
これら利回りや利率は全ての投資案件で収益を出すうえで欠かせない要素です。
しっかりと理解を深め、自身に合った投資案件を選びましょう。
投資案件によって違う投資利回り
株式投資の配当利回り
株式を保有していると原則年2回、企業の利益を配当金として株主は受け取ることが出来ます。この配当金がどの程度分配されるかは企業ごとによって異なります。
国債保有による国債利回り
国債を保有していると、一定期間ごとに利子を受け取るごとが出来る。
額面金額と購入金額で差がある場合には、満期時にその差額が利益となり、 この合計利益額を計算し利回りを計算します。
不動産の実質利回りと表面利回り
不動産は基本的に第3者に貸し出すことで家賃収入を得ることが出来ます。
不動産経営の経費を考慮したものが、実質利回りといい
経費を考慮しないものが、表面利回りといいます。
アパート経営を始めとする投資案件の投資効率をしっかり把握し判断するためには、実質利回りを用いましょう。
不動産利回りは高いのか?
不動産投資における利回りは立地などにより大きく変わります。東京都23区の利回り平均は3~7%、地方の平均が9~15%ぐらいといわれています。しかし空室が出てしまったり、予期せぬ修繕が発生したりと必ずしもこの利回りで運営できるとは限りません。株式も業績などに左右される面がありますが、利回り5%いけば良いとされています。国債利回りはこれらよりもっと低く、2017年8月時点で0.073%とされています。
投資すべてに共通していえることは、不確定要素があり計算できないリスクの高いものだということです。そういった性質があるのですから、利回りが高いに越したことはないと思います。不動産投資もリスクがあることに変わりありませんが、利回りは高いほうだといえます。空室などのリスクマネジメントをしっかり行い、高い利回りを実現しましょう。