アパートの経営を始めるには色んな方法があります。中古アパートを購入して、また中古アパートをリノベーションしてという方法もありますし、ハウスメーカーが建てた新築アパートを購入するという方法もあります。
そして、経営者が土地探しや設計から携わり経営まで行うという経営者のカラーが出るオーダーメイドという方法もあります。
・設計から関わる楽しみ
賃貸アパートを建てる際には、市場のニーズを把握して入居者が好む建物の配置や間取り、設備を整える必要があります。
勿論、パッケージ化されて建てられたアパートを購入して経営する方法もありますが、土地選びや設計から関わることの楽しみを実感できるのも経営者としての特権です。
地元に密着しているからこそ分かる入居者のニーズもあります。建築や設計、不動産のプロとともに意見を交えながらアパートを建てていくなら、その知識を活かすことが出来ます。
また、パッケージ化されていないアパートであれば外壁に加え間取りや、部屋ごとに壁紙の色を変えるなど、それぞれの部屋でテイストを変えてみることもできます。オーナーの遊び心が詰まった、世界にひとつだけのアパートを建てることが出来るのです。
・オーナーのカラーを出すには木造軸組がもってこい!
アパートオーナーのカラーがでるようなオーダーアパートを建てるには、木造軸組みがピッタリです。
木材を使って柱や梁を組んで作る、この工法は日本で昔から長く愛されてきた伝統的な工法です。
軽量鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物が増えていく中でも、未だに木造が採用され続けている理由には、その建築費の安さと、日本の高温多湿の気候に適した調湿効果や通気性の良さ、そして何よりも自由度が高いという点にあります。工期の短さや耐震性といった点では、同じ木造でも2×4の方が優れていますが、職人の技を感じることが出来る木造軸組み工法であれば、細かいオーダーを大工さんにお願いすることも出来ます。
また、将来間取りの変更や改造などが比較的容易にできるというメリットもあります。
オーナーがパッケージ化のアパートではなく、オーダーでアパートを建てる場合にも、また入居者が自由に部屋をカスタマイズできるオーダーメイドアパートにする場合でも木造軸組みは自由度が高く、オリジナル性を出しやすい工法といえます。
・まとめ
土地選びや設計など経営者のカラーが出るアパート作りを楽しむのはいかがでしょうか?こだわった点が入居率となってあらわれる喜びも味わえます。それぞれの環境や予算によりますが、自由度の高い木造軸組み工法はその点でおススメです。アパートを経営していくためには、アパートの修繕のための資金の積み立てや、その他諸経費が必要になります。
そのため、土地選びからかかわり、建物の構造や設備、自分が経営しているアパートの特徴などについてよく知っていることは、修繕のタイミングを把握して予算を組むことや、お金をどこにかけるべきかなど経営戦略を立てる点での強みとなります。また、思い入れのある物件ですので、建物を大事にし、入居者には誠意をもって接しやすくなり、入居者にとっても住み心地の良い環境となるはずです。
(勿論オーダーメイドでアパートを建てるには、発想の豊かさや情熱だけでは行えず、プロの力が必要です。当社では土地選びから設計、不動産、管理までアパート経営に必要な一連の流れを総合的にお手伝いします。ぜひご相談下さい。)