不動産投資は今大変人気で相続税対策や老後の生活への不安、ゆとりある生活がしたいなど様々な理由から始める人が増加しています。アパート建築をする時に住宅ローンを利用する人が多いのですが住宅ローンは長い期間継続して支払っていくものですので当然リスクもあります。借り入れをする際には住宅ローンのリスクについてもしっかりと勉強をしておく必要があります。
【住宅ローンのリスク】
まず一つ目に変動金利タイプのものでしたら金利上昇のリスクがあります。金利が上昇した場合は返済額も多くなり逆に金利が下がれば返済額も減ります。バブル期のように金利が6%、7%になると毎月の返済額も増えていき最悪の場合は毎月の返済額では元金が減らない状態になる事もあります。また現在のように景気が低迷し不景気の状態が続くと収入減少のリスクも考えておかなくてはいけません。あてにしていたボーナスが減り、最終的にはなくなる事も十分あり、負担の大きいローンを組むと返済不履行になるケースもあります。住宅ローンを組む時にはアパート経営をした時の家賃収入を考えず現在の自分の年収だけで考え、ローンはその5倍程度に抑えるようにしましょう。そして今後収入が減少しても支払えるような住宅ローンの組み方にしましょう。不動産価格の下落というリスクもあります。不動産の価格が下落した場合、住宅ローンの残債が不動産価格よりも上回り売りたくても売れない状況になる事があります。アパートを建築する際には南向き、地盤が安全、駅に近い、利便性がある、設備がしっかりとしているなどの付加価値があって年月が経っても担保価値の低下しないアパートを建築するようにしましょう。
【住宅ローンのリスク軽減】
それではこのようなリスクから身を守るにはどうしたらよいのでしょうか?その為には住宅ローンのリスクの分散をすることが大事でしょう。例えば現在の返済が1つの収入源からだけであった場合、収入源を複数にする事を考えてみてください。収入源が増えれば、当然今後そこからの収入が減った場合も他でカバーする事ができます。住宅ローンは長期的に返済していくものでその間どのような事が起こるかわかりません。このような時に有効なのが「賃貸併用住宅」で不動産投資を行う方法です。
【賃貸併用住宅って】
賃貸併用住宅とは居住スペースと賃貸を併用しアパート経営をする事です。賃貸併用住宅では自分の住居とアパートを併せ持っている為、長期的に家賃収入を得る事もできまたそのうちいくらかを住宅ローンの返済に充てる事も出来ます。勿論住宅ローンを組むこともできますので気になる人はぜひ相談をしてみてください。様々な事から住宅ローンのリスクについてしっかりと理解したうえで自分に合った方法で返済していくようにしましょう。