最近はアパートや、マンションを有名なデザイナーに依頼して、建築したり、リノベーションしたりする人が増えています。デザイナーの手によって、新しくおしゃれに、機能性に優れた物件に生まれ変わったアパートや、マンションはその資産価値も上がり、結果的に賃料も上がります。このようなデザイナーズ建築のメリット、デメリットなどをみていきましょう。
【デザイナーズ建築のメリット】
メリットは先にも述べましたが、やはり、資産価値が上がる事でしょう。価値が上がると、当然家賃も上げる事ができますので、収益の増加が見込めます。入居者なら誰でも「綺麗で、おしゃれで、使いやすいアパートに住みたい」と考えます。現在多くのアパートで空室が目立ってきて、7軒に1軒は空き家になっているという調査結果もあります。ここまで、進んでくると、やはり、生き残る為には他のアパートとの差別化が必要で、個性ある、独自のアパート経営が必要になってくるでしょう。
【デザイナーズ建築の注意点】
もし、今後またリフォームする場合に、しやすい建物である事が重要です。それは、その時代、時代によって、求められるものは違いますし、入居者の好みも違います。枠組みがしっかりとしていて、かつリフォームがしやすい建築を考えるとよいでしょう。そうすることで、建築物の強固さは維持しながら、リフォームができるので、長期的に継続して、収益を得る事ができるからです。また、いくらおしゃれで、使い勝手がよくても、入居者にも予算があります。あまりに、デザインや、機能性にこだわりすぎると、家賃も高額になり、入居者が入らないという事にもなり兼ねません。資材は入手しやすい、手ごろな物を使うようにしましょう。輸入品は、いつ入手できなくなるかわかりませんし、また価格も変動する為、お勧めしません。国内で使われている、主流の物を使用するとこのような事はありませんので、いいでしょう。
【選ばれるアパート】
現在のアパート経営は、今までのように、入居者が来るのを、ただ待っている時代ではありません。これからは、入居者に選ばれるアパートでなくては、アパート経営は成り立ちません。空室が長く続くと、アパートの収益にも大きく影響してきます。その為には、おしゃれで、使い勝手がよく、入居者にとって、暮らしやすいアパートでなくてはいけません。デザイナーズ建築を取り入れるにしても、建築家と相談をしながら、コスト削減をし、将来的に長く、入居して貰えるようなアパートにすることが大事です。
【まとめ】
借り手の気持ちに寄り添い、心地よい空間をつくる事で、他にはない住み心地や、おしゃれ感があれば「少し値段が高くてもこっちにしよう」と入居者は思うものです。これが、規格化されていないオリジナルデザインのアパートの魅力とも言えるでしょう。