はじめに
アパートローンを利用して、物件を購入・アパート経営。
「レバレッジ効果」によって高い収益を生み出すことができます。
レバレッジとは、「テコの原理」のことです。
自己資金が少なくても、融資を受けて不動産投資をすることで「トータルの収入」が増え、利息を支払ったとしても手元にはより多くの金額が残るというものです。
金利の種類は二つ!
金利には「固定金利」と「変動金利」の二種類があります。
今回は、それぞれの特徴について書いていきたいと思います。
これを読めば金利というものについて少し詳しくなるでしょう。
金利が変わらない!固定金利
実は固定金利にも二つの種類があるのです。
その二つは、主に「期間」によって分けられています。
一つ目の「全期間固定金利型」は、返済が終わるか、借入を変更しない限りずっと続きます。借入期間中は借入時に設定された金利のまま変わることがありません。
二つ目の「固定金利期間選択型」では、借入期間中の一定期間のみ金利が変わりません。
借入から10年間など、一定期間内は金利が固定されますが、期間が終わると金利を固定・変動のどちらかを選択することができます。
一般的に固定金利は変動金利よりも高めの金利になっていることが多く、その金利は3%くらいと考えておくとよいでしょう。
固定金利は金利の変動がないので、将来的な返済額が把握できます。先々の返済計画を立てやすくなるのです。
金利は金融情勢や好景気・不景気など情勢の変化によって変動します。アパートローンの金利も変動します。
アパートローンの金利が上がっても、固定金利にしておけば借入時のまま、利息額が増えることはありません。
注意点として、金利が下がる情勢になった場合は、相対的に高い金利のまま払い続けなければなりません。
これは住宅ローンの話ですが、高金利のバブル期に全期間固定金利で住宅ローンを組んでしまい、結果「家が二つ買えるほどの利息を支払っていた・・」なんて話もあります。
乗り換えをしようとして途中で解約すると違約金が発生することにも注意が必要です。
金利が変わる変動金利、どう変わる?
変動金利は現在、固定金利よりも安く、3%を下回るような金利設定がされています。
半年に一度、金利の変動について見直しがされ、「5年に一度」返済額の変更が行われます。
金利が下がると返済額は少なくなりますが、金利が上がれば返済しなければならない額が増えてしまいます。
金利が大きく上昇すれば、元本が減らずに負担が増えてしまうのが怖いところです。
しかし、金利上昇後の返済額変更上限は変更前の「125%以内」というルールが定められています。
さいごに
融資は「信用」に基づくもので、本人の属性や過去の返済実績によっても金利は変わります。
また、融資額によっても金利は変わります。
融資額が大きくなればなるほど金利は下がりやすくなるのです。
当然、それだけの額を融資できるような信用がなければ融資はおりません。
金利が少し変わるだけで利息の額は大きく変わります。
あなたの属性や返済実績は大丈夫でしょうか?
地道に誠実にコツコツと、信用を積み重ねることが、低金利で「美味しい」融資を可能にします。